第57章 ありがとう2
ダイヤside
__
俺達は、着ている隊服を脱ぎ持っていたタオル等を巻きながらジャンケンで洗う係(俺.レイカ.セオ.ハルト)干す係(クレナ.アンジュ)食材調達(シン.ライデン)に分かれて作業する。
セ「…やっぱ、家事手慣れてるね。流石86の姉」
貴「皆の姉になった覚えはない。てかハルト、セオ。手を動かしなさいよ」
ハ「えー…」
セ「面倒く…」
貴「何か言った?」ニコ…
ハ「俺、こっち洗う!!」汗
セ「僕、こっちからねっ」汗
クレ(…流石レイカ、笑顔で黙らせた…)苦笑
ア「…ふふ」
突如に、せっせと隊服を洗い始める2人に苦笑い。
慕ってるレイカには、やっぱり反論できないみたいだな
☆☆
貴方side
隊服を洗い干し終え、シン達が釣ってきた魚をアンジュと調理していた。
数時間後、ちょうどよく昼ご飯を食べ始める
ア「やっとお洗濯も出来た事だし。…あとはドラム缶か何か、とにかく水がいっぱい入るのがあれば良いのと思うのよね」
貴「確かにね」
クレ「…何の話?」
ファ「ピッ」
セ「…何?ファイド」
シ「お前のコンテナの事なら熔接が多少甘いのは布等を詰めれば良いにしても、あの大きさをいっぱいにする水を沸かすのは、流石に無理だ。そんな火を炊く燃料がない」
全「…」
ファ「ピコッ」
シ「風呂が恋しい気持ちは分かるけど、流石に無理があると思う」
セ「……いや、何でそんな細かいトコまで分かるの…」
ハ「通じてんの…?」
ピコ等しか言ってないファイドが言いたい事を、寸分もなく細かく話すシンに?を浮かべながら混乱状態
ファ「ピピッ」
シ「…近くに街があるのか。まぁ、探すのを止めはしないけど…」
セ「だからさ、何でそれ分かるのって…」
一番長く居たシンだから、分かる事なのかな…?
ア「…良いの?シン君、お風呂…」
シ「別に、目的のある旅でもないし。それに、そろそろ旧帝国領に入ったはずだろ。
どーせなら、帝国の街がどんなものかも観ておきたいしな」