第54章 さよなら6
レーナside
レーナ「戦闘終了、お疲れ様でした。アンダーテイカー、皆さんも」
シ『お疲れ様です、ハンドラーワン』
セ『それにしてもさ。アンタ、どうしちゃったわけ?』
ラ『ここに来て、一気にグレちまったよな』
レーナ「えっ、グレてって…そういうわけではありません!」
クレ『レギオンごと、私達をふっ飛ばすかと思った』
レーナ「!?そんな訳ないじゃないですか!」
セ『冗談に決まってるでしょ、頭硬いな』
レーナ「うっ…」
ア『あら。そこが少佐の良い所なんじゃない?』
ラ『そうそう、感謝してるぜ。助かったよ』
貴『まぁ。いきなり視覚共有した時はビックリだったけどね』
レーナ「…すみません…」
ダ『そう言いながら、本気で怒ってただろ。初めてみたぞ』
ハ『何だかんだ、少佐を心配してたくせにー』
貴『!ち、違うしっ…』
ア『素直になれば良いのにー』
貴『……まぁ。助かったは助かったよ……ありがと、少佐』
レーナ「…っいえ、私が助けたいから助けただけです!」
シ『…ありがとうございます』
レーナ「!」
シ『やっと、兄さんを弔ってやれました』
レーナ「…いえ。偶然なんとかなっただけです」
シ『…そうですか』
ノウゼン大尉の声は、安心したように聞こえ私も安心する
ラ『……けど、新艦が不活性の砲弾をアイツにぶつけて動きを止めるなんてな』
セ『よく、やろうと思ったね』
レーナ「全体の半分が不発弾で、それで思いついて!」
貴『…なるほどね』
レーナ「次はっ、もっと上手くやりますから!」
ア『ふふ…頑張ってね』
クレ『期待してないけどねっ』
レーナ「…ふふ…」
ラ『……さて』
レーナ「?」
ラ『ファイド。コンテナの繋ぎ直し終わったか?…整備と修理は、寝るトコ決まってからか。初日にこんなに弾薬使ったのは痛いな』
セ『まぁ、それは良いんじゃないの?その分倒したんだし』
ラ『だな…そんじゃまぁ、行くか』
レーナ「…え…」
ラ『それじゃあな、少佐。次の奴等とも、まぁまぁ上手くやってくれ』
レーナ「……あ…」
一瞬、状況が分からなかった。けど、初日と言われて思い出した…偵察任務は、まだ続く事に