第53章 さよなら5
シンside
シ「…っ!」
レイ"俺は…っ、お前をっ…!!!"
あるだけの力で、ジャガーノートを掴まれながらも攻撃を緩めずにかかる
シ「…………さよなら、兄さん」
ガチャ
そう言いながら、砲撃を撃つ
___
貴方side
バアアンッ!!
爆発音と共に、レギオン(お兄さん)は爆発しながら燃える。少しずつ崩れながら…
アンダーテイカーは、少し負傷しながらもシンが勝利を収めた
けど…
シ「…っ……く……っ…………ううっ…ああああっ…」
全「…」
同調の先からは、初めて聞くシンの泣く声がずっと響いていた。
シンも、心の奥底ではお兄さんが大好きだったんだと分かる
私達は、ジャガーノートから下りながら同調を切り彼が泣き止むまで外で立っていた
貴「……ミリーゼ少佐、同調切ってほしい」
ラ「そうだな……あんなの、人に聞かれたくねーだろうから」
レーナ『……ええ』
少佐は、思いが分かってたのか静かに切り始める
ダ「…いつの間にか、夕方になってるな…」
貴「うん、何か夕日が綺麗…」
戦闘が終わる頃には、次の日の夕方になっていた。
死ぬ覚悟で来た初日、誰1人欠ける事なく終わりを向かえて
☆☆
レーナside
ブブッ ブブッ
レーナ「!」
数分後、パラレイド音が聞こえ急いで繋ぐ
ブン
ラ『もう良いぜ、話しても』
レーナ「…あ…」
シ『……少佐』
レーナ「!!」
シ『声がすると思ったら、居たんですね』
レーナ「えっ」
全『ぷっ、あははは!!』
大尉には、私が居た事すら分からなかったみたいで他の皆さんがそれを聞いて笑っている
レーナ「…居ますよ、当然でしょう。私は、スピアヘッド戦隊のハンドラーなんですから」
ラ『はいはい』
セ『そうだねー』