第52章 さよなら4
貴方side
ダ「…何だあれ……機体から手が…」
ラ「くそっ、させるかよ!」
セ「でも、どうやってさ!」
ライデンがレギオンを撃とうとするが、ここからだと万が一シンに当たったら…
クレ「…っ」
レーナ『ククミラ少尉。敵機の位置を出来るだけ正確に観測して、こちらに送って下さい』
クレ「…はぁ…?」
レーナ『終端誘導は任せます。照準波を当ててくれれば良いですから』
クレ「っ!ちょっとそれって…!」
セ「砲撃する気!?」
ハ「っあの近さだと、シンも巻き込むだろ!?」
いきなりの少佐の発言に、私を含め皆も反対派だ。あのハルトまで声を荒げる
クレ「っ………」スッ…
レーナ『考えがあります』
クレ「…!」
レーナ『……私も、大尉を死なせたくない』
クレ「……」
ガチャ
クレナは、沈黙後にレギオン(シン兄)に照準半を当てる。
☆☆
ガンッッ
レイ"……不発、弾…??"
少尉は、お兄さんに何発かの不発弾を撃ち動きを止める
レーナ『……全弾命中』
貴「でも、これじゃ足止めにしかならない…」
セ「今の内になんとかしないとっ…」
レーナ『…!ノウゼン大尉の反応が戻ってます!』
ラ「!おいっシン!起きろ、この馬鹿っ!!」
ハ「シン!!」
セ「起きろ!!」
貴「シンっ!!」
ダ「早く起きろ!シン!!」
クレ「シン!」
ア「シン君!!」
シ「……っ…」
皆で呼びかけを続ける、反応はある。だから、起きるまで何度でも
シ(…………あの時から、ずっと。兄さんは、俺を許してない。今も責めてる…だから…)
レーナ『だからっ、お兄様を弔うのでしょう!?……"シン"!!!』
シ「…っ………!!」
少佐の言葉に反応するように、アンダーテイカーが起き上がり攻撃に向かい始める