第50章 さよなら2
貴方side
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ダンッ ダンッ
バンッッ バンッッ
セ「……っリロード!!援護を頼む!!」
クレ「また!?私達、どんだけ弾使ったの!?」
ハ「このままじゃ弾切れになるぞ!?」
ラ「けど、そんなの一々数えてられっか!!」
ダ「そんな余裕ないしなっ…」
貴「あとどれくらい!?」
ア「大丈夫。向こうの数をもう少し減らせれば…」
ピピッ
全「なっ!?!」
ア「……っ…撤退する気は、ないみたいね」
通信にて、大量のレギオンの増援が来て私達は驚愕するしかない
貴「…っくそ…」
パパパッ
貴「っ!!」
突如、空一面が赤く光る。まさか、また共和国の砲撃攻撃……?
ピピッ
レーナ『_アカツキ少尉、左目を借りますよ!!』
貴「…え…」
パッ
貴「!?」
レーナ『来たっ……着弾します、備えてっ!!』
カンッ カンッ カンッ
全「!?!」
空からの迎撃砲撃は、そこら辺のレギオンを次々撃ち始めた。
私は、左目をゆっくり開けて状況を把握した
貴「……貴方か。ミリーゼ少佐」
この迎撃砲を使用した事、それに私の左目を……視覚の共有なんて……まさか、知らないの……?
レーナ『ええ、私です。遅くなってすみません、戦隊各位』
貴「…っ貴方、本当の馬鹿なのっ!?視覚の共有なんてっ!!」怒
レーナ『着弾を確認しただけです。ああ、視覚共有の時気が散ると思うので左目は閉じるので、ご心配なく』
貴「視覚共有は、ハンドラーが失明するからって知らないの!?それにこれっ、迎撃砲でしょ!!許可なんて下りてないでしょうが!!」怒
レーナ『だから何ですかっ!!!』
貴「!?」
レーナ『失明なんていつかの話。迎撃使用も命令違反も、死ぬわけではあるまいしっ。
どーせ共和国だって道理なんか弁えてないんです。私だけ道理に従ってやる言われなんかありませんし、とっととこうしていれば良かったんですっ!』
全「…」
少佐の言葉に、驚愕の表情しかない私達