第38章 忘れないでいてくれますか?3
クレナside
ア「…シン君並に鈍感なレイカに、質問内容は間違えたみたいね…」
貴「鈍感…?」
ア「質問を変えるわ。……レイカにとって、ダイヤ君はどんな存在?」
貴「…」
良い質問を話すアンジュにナイスと思いながらも、答えをまつ
貴「………一番隣に居て、落ち着く存在、かな…」
ク「!」
貴「ダイヤが隣に居ると、何か安心するんだよね」
ア(……ダイヤ君の片思い状態だと思ったけど…これは、レイカの方も結構脈ありみたいね……よし、これからもくっつけるサポートをしなきゃ…)
……アンジュが何考えてるか丸わかり…
ア「……因みに、クレナちゃんは言わないの?シン君に」
クレ「!」
ア「気持ち、伝えないの?」
クレ「……うん。多分、私にはそれを言う資格はないと思うから」
貴「…」
初めて出会った時から思っていた
例え死んでも、連れて行ってもらえる
アタシ達だけの、死神に
アタシはきっと、連れて行ってもらえる
だけど、でも
それならシンは?シンの心は誰が、預かってくれるの…?
★★
ダイヤside
少佐からの花火のプレゼントで、皆が多いに盛り上がってる
そんな中で、線香花火をしているレイカを見つける
線香花火と、花火を見る姿は綺麗で見惚れていた
ハ「…花火やってるレイカに見惚れてるのー?」ボソ
ダ「!?!……おまっ、い、いきなり背後から話しかけるなよ!」
ハ「いや、ダイヤが熱心に見てるから何かと思ったら、やっぱレイカだなーってさ」ニヤ
ダ「聞こえるから静かにしろっ」汗
いきなり後ろからハルトに声をかけられ、驚愕しながら黙らせる。
相変わらず顔がニヤニヤしており、面白がってるのが丸分かり
ハ「レイカの隣で花火やってくれば?声かけたそうにしてたし」
ダ「あ、いや…その」
ハ「……行かないなら、セオでも呼んでこよっかな〜。アイツなら、喜んで行きそ…」
ダ「俺が行くっ!!」
呼ばれる前に、遮りながらレイカの所に走る
ハ「……ダイヤって単純」ボソ