第36章 忘れないでいてくれますか?1
貴方side
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星歴2148年 8月25日
白豚(男)「おい86、こっちもだ。お前らからのご主人様からプレゼントだとさ。
ったく、豚如きが人間様に手間かけさせやがって。どんな手を使ってお強請りしたんだ?」
シ「…」
ある日の朝、少佐から大量の補給品等を男の白豚達が持ってきた。
貴「…シン、このデカいの何?」
ダ「プレゼントとか言ってたよな?」
シ「……特殊弾頭、と書いてあるな」
白豚達が帰り、プレゼントと言っていた物を聞きに気になった私とダイヤは彼に寄りながら聞く
パカッ
シ「…」
貴「……これって…」
ダ「…花火、だよな…?」
セ「花火?………こんなにいっぱい…」
ハ「少佐から!?すげー!!」
聞こえたセオ達も近寄りながら中身を見に来る、色々な種類の花火が豊富に入っていた
クレ「…」
☆☆
その日の夜、アンジュとクレナでシャワーを浴びていた。
ハルトが花火をしたいと言っていたので、先に体を洗っている
クレ「…ねぇレイカ、アンジュ。あのさ…」
貴「?」
ア「なあに?」
クレ「…あの女にいい加減、話さなくて良いのかなって。とうとうなんか、プレゼント?とか送ってきてるし…」
ア「…レイカと同じで少佐が心配?」
貴「!?わ、私は別に…」
クレ「私も違うってば!何であんな女なんか!!………ただ、その…アイツは、シンの事怖がらなかったから、それぐらいはしてやっても良いかなって、それだけよ」
ア「…ふーん?」ニヤニヤ
クレ「…シンも、ライデンも、皆黙ってるでしょ。あの事」
貴「………そうだね」
少佐には、まだ一つ言ってない事がある。シン達はまだ言えてない
クレ「言ってやったらあの女も、もう繋いでなんか来ないだろうし。お互いその方が良いんじゃないかって…」
ア「……そうね。いつだったか、カイエちゃんもそう言ってたものね」
クレ「…"悪い人じゃないから、関わらない方がいい"」
貴「…」