第35章 最後まで7
貴方side
ジャガーノートが動けない状態でレギオンが来たのか、倒せるのが難しいと諦めた彼女は、多分黒羊にならないように自分で…
今まで以上に、数の多さの過酷な戦闘に仲間の死人が出ながら終わりを向かえる
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その日の夜、各自休んだり寛ぐ
シンは、レッカの名前を刻みに部屋に籠もる
私は、夕食の後片付け中で終わったら部屋に戻る。今日、一段と疲れたし
ダ「片付け、手伝うよ」
貴「!……ビックリした、ダイヤか」
ぼっとしており、いきなり来た彼に軽くビックリする
ダ「…疲れてるのか?」
貴「え、まぁ、今日は一段とね。スコルピオン多いし…誰かさんは、勝手に突っ走るしね」
ダ「…うっ……悪かったよ」
自覚してるのか落ち込むダイヤ
☆☆
貴「終わったー!ありがとね」
ダ「…」
貴「…ダイヤ?」
いきなり無言の彼に不思議になるしかない、何か変だ
ダ「……86に所属されて、いつかは死ぬ事は覚悟してたんだ。でも、あの時死にかもって思った時……心の底から、怖いって思った…っ」
貴「!!」
ダイヤは、私の肩に頭を埋めながら話す。その体は震えていた
貴「…当たり前でしょ、死ぬのは誰だって怖いよ。私だってね」
ダ「……そうだよな。ごめん、変な事言った」
不器用ながらも、微笑する彼に安心する
貴「……無事で、良かったよ」
ダ「!」
貴「自分でした約束、簡単に破んないでよね」
ダ「……お花見の、覚えてくれてたのか?」
貴「当たり前でしょ、一番嬉しかった言葉なんだから」
多分、一生忘れない言葉だと思う。それくらい、私は嬉しかったから
貴「……ダイヤが隣に居なくなったら、私は嫌だよ」ボソ
ダ「…え…」
貴「!……//っじゃ、私は寝るから!」
不意に呟いた言葉に顔を赤くしながら、後ろを向きスタスタ歩き始める
ダ「…//……っもう一回!もう一回言って!!」
貴「はぁ!?な、何も言ってないけど?」
ダ「言ったじゃん!隣に居な…」
貴「うるさいダイヤ!!//」
いつものように話しながら、一日が終えた