第3章 アンダーテイカー1
貴方size
86-エイティシックス
レギオンに席巻された大陸で、共和国市民人類に残された最後の楽園である八五の行政区の外、人外領域第八六区に生息する人型の豚。
共和国市民として生まれながら、その共和国によって人間以下の劣等生物と定められた、グランミュールの外の強制収容所と最前線で生きる有色種コロラータを指す蔑称。
そんな世界で、私達はいつもの日常を過ごしていた
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星歴 2148年 5月12日
貴「今日はオムレツにシチューか、美味しそう」
ア「果物もあるし、豪華ね」
私と、同じ小隊のアンジュとダイヤと料理や盛り付けをしていた
貴「じゃあ私はシチュー盛り付けるね。よいしょっ…」
ダ「レイカ!俺も手伝うよ!」
貴「え…いや大丈…」
ダ「良いから!鍋重いし」
シチューが入った鍋を持とうとしたら、別の作業をしてたダイヤが飛んできて一緒に持ってくれる
貴「ありがと」
ダ「あ、いや……レイカのた」
バンッッ!!
クレ「たまごー!!」
勢いよくドアを開けて入ってきたクレナ
貴「お疲れ」
ダ「………はぁ…」
クレ「…あれ?…何か、まずかった…?」
ア「ふふ…タイミングが凄かったわ。ね、ダイヤ君」
ダ「…う…」
クレ「…?」
貴「??」
私とクレナは、?を浮かべながら朝ご飯の準備を進めた
☆☆
全「いただきます!」
全員が揃い、並びながら食べ始める。
ダ「オムレツ、まだあるよー」
クジョ「おかわりー!!」
ダ「落ちつけ」呆
カ「味わって食べられないのか?」呆
戦隊員の中で一番という程元気なクジョーが叫ぶ、ダイヤや隣に座るカイエが呆れてる
ル「そういえば、おかしくなってたね。うちのハンドラー」
セ「昨日の戦闘のね、もうダメでしょあれは」
ハ「聞こえたもんね。あれがさ……"来るなーっ…やめろーっ…"」
3人「おおっ!!」
全「笑」
クレ「ちょっと、止めてよ!」
戦隊員一のムードメーカー的存在なハルトが、悪ふざけしながら再現してるのを見て皆で笑う