第27章 シンの異能1
貴方side
いつもの日常、そんなある日にいつも通りレギオンが襲来し私達は迎撃に備える
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ラ「確認した、いつでも行ける」
セ「第3小隊も」
貴「第5小隊も大丈夫」
シ「了解」
レーナ『……ノウゼン大尉。どうしてレギオンの襲来が分かったのですか?照会に出てはなかったのに、あんなに早く…』
ビビビ…
レーナ『…?』
シ「少佐、パラレイドを切ってもらえませんか」
レーナ『え…?』
シ「今回は黒羊が多い。俺と同調してるのは危険です」
レーナ『…黒羊…?』
シ「聞きたければ後で説明します、同調を切って下さい」
レーナ『っパラレイド無しでは状況が確認出来ないでしょう。同調は切りません』
シ「……………忠告はしましたよ」
言葉の意味を理解出来ずにいる少佐、忠告はしたとシンは黒羊の中に追撃しはじめ私達も後に続く
レーナ『!アンダーテイカー!……』
"母さん"
レーナ『…!?……な、に……ノイズ、じゃ、ない…?』
☆☆
"母さん、母さん"
パラレイドから複数の声を連呼されるのを聞きながら、私達は戦っていた
ラ「今日は一段と、うるさいなぁっ!」
バンッ
黒羊、レギオンにやられ亡くなった人達の声
シンの本当の異能で、昔から聞こえてきた亡霊達の声
レギオンを素早く察知出来るのは、そのおかげとも言えるがシン自体は良いものではない
何より、今までのハンドラーはこの声を聞いて辞める人達ばかり。自殺する人も中には居た
レーナ『いやああああー!!いやぁ!いやあ!……っもうやめてっ…』
シ「少佐っ!ミリーゼ少佐っ!!………っ切りますよ少佐」
"…死にたくない"
貴「!!!」
今の声…
セ「最悪っ、今カイエが居た!!」
ダ「そんなっ…機体と一緒に開けたんじゃねーのかよ!?」
貴「……連れて行かれてたのか……っ」