第26章 本当の名前を7
貴方side
レーナ『カイエが言っていた良い人とは、その方の事だったのですね』
セ「…隊長だけじゃないけどね。全員、その人達なりに必死に戦った人達だよ。その人達アルバが作り上げた、このクソったれな世界とね…………以上!どーでも良い話終わり。
あ、僕の名前はセオト・リッカだ。セオでもリッカでも、可愛いクソ豚ちゃんでも好きに呼んでよ」
レーナ『…ごめんなさい。昨日までは本当に…』
セ「それ良いよもう、面倒くさいなぁ…」
ラ「…戦隊副長、ライデン・シュガだ」
レーナ『はい』
ラ「まず最初に謝っとく。アンタが毎晩繋いでくるのを俺達は、聖女気取りの豚が自分の豚加減に気付きもしねーでおめでたいって笑ってた。それについては詫びる、悪かった」
ライデンも自分の気持ちを伝え始める
ラ「その上でだ。セオが言った通り、俺達はアンタを対等とも仲間とも思わない。アンタは俺達を踏みつけた上で綺麗事を言うアホだ。それはどうであろうと変わらないし、そうとしか見なさない。
それでも良いって言うなら、これからも暇つぶしに相手をしてやるが…個人的にはそれも勧めねぇ。
アンタはハンドラーには向いてない、辞めた方が良いぜ」
レーナ『……ふふ。暇つぶしにでもなれるのなら、またこれからも繋がせてもらいます』
ラ「………ぷっ!アンタも大概馬鹿だな。ああそうだ、チーズとっとと送ってくれ。アンタ昨日、泣くのに忙しくて忘れてたろ」
レーナ『!す、すぐに…!』
ライデン達に続き私達も名前を伝える
貴「…レイカ・アカツキです。宜しく、ミリーゼ少佐」
ダ「じゃあね、ミリーゼ少佐。ダイヤ・イルマでした」
ハ「ハルトでーす。よろしくー」
ア「アンジュ・エマです、少佐」
クレ「………………クレナ・ククミラ」
レ「レッカでーす!」
チ「チセです」
キ「キノちゃんでーす」
レーナ『………ありがとうございます、皆さん』
全員名前を伝え終え、今日が終わり始めた
白豚を信頼はしてないけど、セオにあれだけ言われても繋いできて名前を聞いてきたハンドラーは初めての事。
けど、シンの異能には恐らく耐えられないだろうな…