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最強剣士小隊長【ダイヤ・イルマ】

第15章 死にたくない6


貴方side


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ガチャ






ハン『_本当に?キルシュブリューテ』

カ「ああ。見ている端から幾つもの星がぽろぽろ空を堕ちていくんだ。
空一面、光が流れて……それは見物だったよ」








クレナと皆の所へ戻ると、ハンドラーはカイエと話していた。
クレナはシンの隣に座り、私は先程座っていたダイヤの近くに座る







ダ「…大丈夫か?顔色、優れないけど」ボソ

貴「!……大丈夫だよ、疲れただけ」ボソ

ダ「…」



クレナとの会話で、少し…家族の事思い出しちゃったな…














ラ「…流星雨か。それなら俺も見た」

ハン『本当ですか!?』


ラ「ああ。ただし、敵も味方も壊滅した戦場のど真ん中。隣に居たのは男1人だけ……な、アンダーテイカー?」

シ「…」




ア「それはまた、随分と色気のない」

貴「確かにね」




ハン『ふふっ…』


ライデンの話しに、微笑するハンドラー










ラ「オマケに揃ってジャガーノートがガス欠で、はぐれてたファイドが探し出してくれるまで身動きが取れないっていう笑えない状況でな」

ハン『…ファイド、ですか?』


ラ「俺達の犬」

ハン『え、犬も飼ってらっしゃるんですか?』




ダ「こいつが珍しい犬でさ、"ワン"じゃなくて"ピッ"って鳴くんだ」

ハン『ピッ…?』



ダイヤが言った鳴き声に、?を浮かべてるであろうハンドラーが予想できる











ラ「…本当に恐ろしい程暗いぜ、戦場の夜はさ。
そんな中、青白い光が音もなく後から後から流れて空を埋め尽くす。
あの時、妙な言葉を口走ったのは…俺の一生の汚点だぜ」


ハ「何て言ったんだよ、キザ野郎」






ラ「言うかよ馬鹿。最後…」

シ「最後に見るのがこれなら、悪くねぇかもな」

ラ「!?」










…………




全「あはは!!笑」




ラ「…何で言うかね……コイツ、それ聞いて鼻で笑ったんだぜ……ったく」


シンが言ったライデンの台詞に、皆で爆笑する











カ「…もうあんなのは見れないだろうな」

ハン『私も見て見たかったです、流星雨』



カ「そちらでは、見られなかったのか?」

ハン『一晩中街の灯りが消えないので、ほとんど星なんて見えないんです』
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