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テイルズオブヴェスペリア フレン夢

第6章 港の町 カプラ・トリム


「いいんですか……?」
自分には任務があることと、ユーリのそばなら安心できることを告げれば、ようやくエステリーゼは微笑む。それにヨーデルもそれを望んでいるようだ。
「フレンはユーリを信頼しているんですね。」
「ええ。」
信頼しているからこそ苦言を呈するのだ。
ユーリなら自分には出来ないことをやってのけてみせると。
「話がまとまったところで、そろそろ行かない?あいつ、見失うわよ?」
リタの言葉に頷いて三人は出て行った。
それを見送ってからがフレンに向き直る。
「さて、お友だちを焚きつけたところで私たちは明日ヘリオードへ出発?」
「ああ、ラゴウ邸の騎士も回収しなくては……よろしいですか、殿下」
「もちろん。道中よろしくお願いします」
快諾を出てフレンはソディアとウィチルにここの護衛を命じ、自分は港に行くことにする。
そこで困るのがの扱いだ。
「君はどうする?」
命令には従わないと踏んで尋ねると散歩でもしてるわと暢気な返事だ。
もはやソディアも何も言わずそれを受け入れる。
ラゴウのことは納得がいっていないしユーリのことも気にかかるが、フレンは確かな充実感を持って宿を出た。
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