第8章 君を驚かせたい※
「まぶし……っ!」
ゲンガーが唐突に発光し、
とつぜんの事に目が眩む。
思わずフーズ袋をとり落とした。
「レナ、今の見たかい!?
マジカルシャインだと思うんだよね!
で、ピッピたちはクリスタフラワーから
イルミナフォースを得て輝くけど
マジカルシャインのこのエネルギーは……」
「博士!難しい事いわれても私、
素人なので分かりません!」
お互い目をしょぼつかせながらも
博士のマシンガントークをぶった切る。
そうだよねぇ、としょげる博士。
そもそもなんでゲンガーがここに……。
「ゲンガー、博士はほっといて
お昼ごはんにしよう」
「ゲンガっ!」
博士に任せておいたらゲンガーが
何の実験台にされるか分からない。
もう!と荒々しくフーズの袋を開けると
ゲンガーがこちらの様子を伺い見ている。
「あ、ゲンガーには怒ってないよ」
「ゲン……」
ゲンガーが気の抜けた顔をした。
ゲンガーは大食らいでフーズ袋を渡せば
ガサガサとスナックでも食べるように
モリモリ口に運んでいく。