• テキストサイズ

ゲンガー夢

第6章 物語の終わりはハッピーエンドで


「で、ゲンガーが居るわけかい……?」

博士も現状についていけずに顔を覆う。
手をおろし、チラリとゲンガーに目をやり
また顔を覆ってどうしたものかと
ため息をつくのだった。

ゲンガーはスッカリ隠れる必要がない
と思ったのか釣り場から研究所まで
ついてきていたのだった。

「えっと……ごめんなさい博士、
こういう事になったから私はこの島で
写真を撮るのはもう止めようと思ってます。
ゲンガーもちゃんと所有してあげたいし」

「あー……君はそう思ったのか」

博士がガシガシと頭をかくと
またゲンガーの方を恨めしげに見る。
ゲンガーは何ガン垂れてんだとばかりに
博士を見返している。動じる様子もない。

「手放す気は本当にないのかい?
ゲンガーはもちろんただポケモンとして
生きてるだけだけれど、それによって
君は一度命を危険に晒されてるんだよ?」

「ゲンゲ!」

今度は完全に博士を睨み付けたのが分かる。
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp