第3章 お近づきになりたい
え?なにがどれだって?
という博士をよそに木の実やフーズ、
ポケモンに悪影響のない果実を
いくつか選び荷物へと仕込んだ。
名付けて、胃袋掴んじゃおう作戦だ!
単純だが相手は野生ポケモンだ、
しかも気候が厳しい土地の。
これはもしや、なかなか
いける作戦なのではないだろうか。
「そんなに大きい荷物で行くのかい……?」
「はい、もちろん!」
自信満々やるき十分、
そのキッパリとした答えに
博士も肩をすくめるだけに留まった。
全ては妥当ゲンガーのため!
説得に応じる気はないわ!!!
「うーん、前回のことがあるから
僕としては心配なんだけどなぁ……」
そんな博士のぼやきは
レナの耳には届かなかったのだった。