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ゲンガー夢

第13章 表裏一体(下)


「ガルル……!」

「ムーランド、そっちは任せたよ!
レナ!!!」

博士に急かされ、2つあるうち
自分が乗ってきた方のポッドへ入る。
身を乗り出した博士が素早く何事か
入力すると強制帰還のモードになった。

「ま、待ってください……!?」

「大丈夫!先に研究所で待っ……!?」

光の粒、イルミナフォースが集まりだす。
しかし行かせるかとばかりに
ネオワン号へ飛びかかるゲンガー。
バチッと音をたててバリアが乱れる。
憎しみに満ちた赤い眼差しに、
頭から指先まで硬直するのが分かった。

ゲンガーの指先がバリアに食い込む、
ゴーストで実体がなかろうと異分子を
入れまいとネオワン号のエンジンが唸る。
身動きがとれず視認できないものの、
ポッドの分離システムが
起動する感触が肌に伝わってきた。

ミシミシという音が聞こえてきそうな
威圧的が私を襲う。

間に合って……!
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