第12章 【沙明】PotePotePotate
『――反物質についてですか?
一般的にわたし達が物質と呼んでいるものには、――』
「なるほど。わからん」
「……これいつまで続けんだ?」
『――そうですね、簡単なところですと、
電子は電荷がマイナスですが、反粒子は反対のプラス電荷を持っていまして、
互いが出会うと打ち消し合って消滅します――』
「……じゃあさ、普通のポテトと反物質ポテトを一緒に食べたら、
打ち消しあってカロリーゼロなのでは?」
「――マジかよ?すげーじゃん!
にしても、そのトンでも理論どっかで聞いたな……」
『――……まあ、当船には生憎、
反物質ポテトのようなものはございませんが――』
そうと知ったら試すしかないじゃん
「沙明、この船を一緒に降りれたら無限ポテトしに行こ」
「んだよ、デートのお誘いかァ?
こりゃなんとしても生き残んねェとな」
「打倒グノーシア!
すべてはポテトのために!」
『――……それでは、空間転移までごゆるりとお過ごし下さい。
反物質ポテト以外でしたら、できる限りご要望に応えられるように致します――』
あ、LeViに呆れられたな
……そういえば、私ループしてるから船降りられないじゃんね?
いつになったら出会えるんだろう、反物質ポテト……
「……グノーシアも人をぶつけたら消滅したらいいのに」
「誰が特攻すんだよ……。俺はごめんだぜ?」
終