第7章 【ラキオ】協力関係
「調査した結果、レムナンはグノーシアだったよ」
[ レムナンがコールドスリープしました ]
「レムナンはグノーシアだった。いい感じだね」
それからは、私は偽の調査結果としてグノーシアを報告、投票で凍らせ、
翌日彼は私の言った通りの結果を報告した。破綻が起きないように。
改めて彼は本当にロジックが高いんだなと感心した
途中、敵意がないと示すために、彼に人間だしもしておいた
これで彼も私が偽物だとわかっただろう
私に彼は「消せない」。脅威にはなりえない、と
そうしていくうちに、私たちグノーシアは全員が生き残ったまま
終了条件を満たしたことがわかった
「ああアカリ、君か」
そして今、私はラキオの目の前にいる
「これで終わり、ねえ。
君は結局グノーシアなンだろう?僕が人ではないと気づいてもいいと思うけど?」
気づいていて黙っていたと言ったら、ラキオは驚くかな。いや、気味悪がるかもしれない
今は時間がない。それはまたの機会にしよう
「ま、今となってはそんなことはもうどうでもいいけどね
ふふン、アカリは運がいいンだね
宇宙の崩壊に立ち会えるなんて、滅多に無い機会だよ?
あはははッ、せいぜい楽しむがいいさ!」
彼は笑っている
消えゆく宇宙を前にしても、自分の存在のおかげで宇宙が滅ぶとしても、
ラキオはラキオのままだった
ああ、もうすぐこの宇宙は滅んでしまう
バグをみすみす見逃した私のせいと言っても過言ではない
でも楽しそうに笑う彼を見たら、こういうのも悪くないと思ってしまった
この世界の’仲間たち’にわずかな罪悪感を抱きながら、
[ 結果を表示します ]
私の意識は途切れた――
終