第7章 【ラキオ】協力関係
次の日、ドクターはいないのか、いるなら名乗り出るように言った
すると名乗り出たのはラキオのみだった
「冷凍睡眠中の間抜けなグノーシアがいたよ。セツだ。
そう、僕がドクターだったってわけさ」
彼はセツがグノーシアだったと告げた
そしてそこで、
私は気づいてしまった。彼は嘘をついていると
つまり、彼は私を利用するつもりで騙していたことになるが、怒りは感じない。
だって私も彼を騙しているから
グノーシアは、私だったから
だからこそ彼が本物ではないとわかった
彼はグノーシアではない
すなわち、彼はバグだということもわかった
こうなると、本来勝利のためには彼を倒すのが最優先になるが……
医務室にラキオがいるようだから会いに行くことにした
もう、ループ回数もここまでくると、さして勝ち負けにもこだわらなくなってきた
「いくら手を結んだとはいえ、だ。
僕の足を引っ張るなら容赦はしないよ。せいぜい慎重に振る舞うことだね」
それよりも、バグとして生き残ったら、彼は何を言うのか気になった
そうして、私と彼、グノーシアとバグとの奇妙な協力関係は続いた