第6章 【ラキオ】QUESTION
Day 6
アカリの言う通り、ステラがグノーシアだった
エンジニアである僕がグノーシアだと報告したンだ。早々にステラの冷凍が決まったよ
全てのグノーシア反応が消失したとLeViが告げた。これで晴れて僕たちの勝利だ
「信じてくれてありがとう、ラキオ」
「フン、勘違いしないでほしいな。僕は別に直感なんてモノを信用したワケじゃない。あくまで可能性を考えただけだ」
「ふふっ、でもこれでわたしも少しは役に立てたかな」
これで終わりか、なンて言っているけど、終わりだって?
「たった一度たまたま調査対象の提案をしたくらいで、いい気にならないで欲しいね
そうだ。もっと役に立って貰わないと困るよ」
「えっ……?」
困惑して大きく開かれたアカリの瞳に僕が映る
……別にキレイだなんて思ってない
「君のおかげでどれだけの材料と時間が無駄になったと思ってるンだい?
それに勝手に居なくなるなンて許さないと言っただろう?」
こんなに僕の思考に踏み入ったのに今更あっさり居なくなるなんて、そんなの許さないよ
アカリは何か言いたげだったが、少し考えるとこう言った
「これからも一緒にいてもいいの?」
「……何言ってるンだい。そもそもこっちは君のせいで色々と計算が狂っているんだ。
それなのに、君はこの状況で僕を放っていこうっていうのかい?そうだとするなら全く酷い話じゃないか」
「そっか……居な……と……んだ」
「何か言ったかい?」
「ううんなんにも」
そう言ったアカリは何故か嬉しそうだった。相変わらず彼女の反応はよくわからない。
でも、不思議と悪い気分じゃない。もっと知りたいとすら思うね
アカリ、僕は君に興味があるみたいだよ
笑顔の彼女を見て、僕も口角が吊り上がるのがわかった
終