第6章 【ラキオ】QUESTION
Day 2
昨日は誰も消えなかったらしい。
昨日コールドスリープしたコメットは、グノーシアだったとセツが報告した
グノーシアはこれであと二人。うん、悪くないじゃないか
さて、グノーシアも一人凍ったことだし、また不用意な疑いをかけられる前にエンジニアであることを報告しておくとするか
本当はグノーシアを見つけるまでは黙っているつもりだったけれど、まあいいだろう
「僕がエンジニアさ。ちなみにアカリはグノーシアじゃなかったよ」
「ち、違います、エンジニアは……僕で、その……、ステラさんは違いました」
僕に対抗してくるなんて、マヌケなグノーシアもいたものだね
つまりレムナンは確実にグノーシア、と。調査対象からは外していい
「わたし、ラキオのこと信じてるから。協力してくれたら嬉しいな」
「なるほど、共同戦線を張ろうってワケ?
――僕としても手を組むのにやぶさかでは無いよ」
アカリから手を組まないかと申し出があった
ま、僕の調査の結果人間だったンだ、少しは信用してやってもいいよ
ーーー
夜時間、アカリは再び僕の部屋に来た
「せっかく来たんだ。どうせなら僕の研究を手伝って貰おうか」
……そこからは散々で、手伝いを頼んだことを激しく後悔した
「――ああもう、出ていってくれない?」
「ごめんなさい……」
そう言うとアカリは部屋から出て行った
「はッ……?」
思わず反応が遅れた
普通、出ていけと言われて本当に出ていくかな
……確かにそう言ったのは紛れも無く僕だけど。何も本当に出ていくことはないじゃないか
何なンだ、全く
結局、その後も研究は捗らなかった