第1章 【ラキオ】かわいいの定義
「え、わたしもなの?」
「次はアカリの番」
「ジナまで……」
二人から期待の眼差しを向けられたアカリは、少し困った様子で視線を下にそらす
アカリのことはまだあまりわからないから、アカリが何と答えるか少し興味あるな……
「わたしは……ラキオかな」
「へっ?」「……」「え……?」
思わず私まで声が出てしまった。えっ、ラキオ?
……まさか、知らない間に鍵の情報に変化が……
「ラキオってあのラキオ?……カワイイからは最もかけ離れてNE?」
なかった。全く。何も変わってない
ラキオのかわいげは相変わらず底辺のままだ
「うん。アカリには悪いけど……、かわいくはない、かな」
「つか憎たらしいじゃん」
「そこが逆にかわいいと思わない?」
「ドコが!?」
「なんていうか素直じゃないところとか?
反感買いやすそうだけど、悪気はないと思うんだよね」
意図せず反感買っちゃうとこもむしろかわいい、とアカリは笑った
「……。おーっと、これは意外と重症DEATHね」
でもでも、そういうことならSQちゃん応援しちゃうZE」
「いや、別にそういうんじゃ……」
『――まもなく、空間転移を行います――』
「じゃあ、私たち部屋に戻るね」
「また、明日、会えるといいね」
LeViのアナウンスが入り、今日はお開きになった