第3章 【レムナン】ねむりひめ
今日もアカリさんは合成プラントで眠っていたので、
空間転移前に声をかけた
「あの……、アカリさん。そろそろ、起きた、ほうが……」
「……」
彼女は目を覚ますと、無言で頷いた
「あ、あのっ……!
今日は、その、かばってくださって……、ありがとう、ございました……
で、でも、どうして……」
どうして、僕を信じてくれたんですか……?
「……だって、レムナン優しいから。悪い人じゃないよ」
アカリさんはそう言うと微笑むと、部屋に帰っていった
どうして、アカリさんは僕を信じてくれるのか不思議だったけれど、
嫌な気はしなくて、その、むしろ……
ふと、彼女は、もし僕が起こしに行かなかったらどうするのだろうか……と思った
僕はただの乗員で、グノーシアに襲撃されることも
コールドスリープが決まることだって、ある
もしそうしたら……。そんなことになったら、嫌だなと思った
そんな風に考えながら、眠りについた