第5章 #04 「はじめまして」
オールマイトは、脳無と拳を交えている。
ぼろぼろになりながらも、超再生の個性を使って戦い続けている脳無。
『ーーーッ、負けないで!!がんばって!!!』
わたしと弔さんは、生徒たちに囲まれて完全アウェイ。
緊張感に包まれている中でも、わたしは脳無に声をかけられずには居られなかった。
わたしは翼を広げ、脳無の加勢に行こうとした。
「待ててめェ!!!!!」
かっちゃんはわたしのもとへ飛び込んでこようと、手のひらを光らせ向かってきた。
わたしは咄嗟に個性を発動し、かっちゃんの体を地面へと叩き落とした。
「ぐッーー!!!!!」
「爆豪!!!!!」
「かっちゃん!!!!!」
『動かないで!』
かっちゃんを助けに来ようとした生徒らは、わたしの言葉で立ち止まった。
赤髪のツンツンした男の子。
轟くん。
出久。
『それ以上近づくと、かっちゃんのこと、潰すよ』
賭けだった。近づいてほしくない賭け。
かっちゃんの体に重力をかけ続ける。
かっちゃんはうつ伏せで、重力に抑えられた形のまま動かない。
必死に爆発を用いて逃れようとしているが、わたしの力の前では無力そのものだ。
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