第5章 #04 「はじめまして」
黒霧さんの個性で、オールマイトの体を引きちぎろうとしているのだ。
脳無の拳も、オールマイトの脇腹から離れない。
わたしも重力を操り、オールマイトの動きを封じていた。
「お、オールマイト!!!!!!!!!」
その瞬間、他の生徒と逃げたはずの出久が、オールマイトの名前を呼びながら戻ってきた。
『計画なしに戻ってきたの?浅いのよ、出久ーーーーッ』
「ーーーどっけ邪魔だァ!!!!!!デク!!!!!!!」
『ーーー黒霧さん!!!!!!!』
黒霧さんは、別のエリアからやってきた生徒に拳を振われて吹き飛んでいった。
聞き覚えのある声だった。
忘れもしない、幼馴染の声だった。
同じ、クラスだったのか。
「…なんでてめェがここにいんだ」
『…かっちゃん』
にやりとしていたかっちゃんの口元が、一気に下がる。
「クッソいいとこねーー!!てか爆豪、知り合いか?」
「お前、さっきふっかけてきたやつだな」
「かっちゃん…!みんな…!」
わたしと弔さんは、生徒たちに囲まれた。
『ーーーー社会のごみでしか、ないのに』
吐き捨てるように、そう告げた。
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