第5章 #04 「はじめまして」
『じゃあね』
その言葉と一緒に、わたしは重力を固めた球のようなものを轟くんへぶつけた。
その塊はかなり重く、轟くんは後方まで一気に飛ばされた。
煽るつもりはなかったけど、すごく快感だった。
ヒーローを目指すという心構え自体、わたしにはもう嫌悪だった。
暇つぶし程度で場を離れてしまったけれど、そろそろ弔さんと合流しよう。
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天井高く舞い上がると、弔さんと黒霧さん、それに脳無の姿があった。
合流しているということはそろそろ片がつきそうなのかな。
『オールマイトもいないみたいだし、今回は「敵が侵入した!」みたいな脅威を知らしめる感じなのかな…』
ひとりくらい、潰しておいても良さそうな気がするけどなあ。
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弔さんのところへ飛んで行こうとしたとき、わたしは見えた。
弔さんが、生徒ひとりでもへし折って帰ろうとした、勇敢にも立ち向かう姿を。
弔さんの個性を消し、生徒を守ろうとした、脳無に潰されているイレイザーヘッドの姿を。
その弔さんに、殴りかかろうとする少年の姿を。
「ーーーー弔さんッ!!!!!!!!」
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