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【刀剣乱舞】ラプラスの演算子

第1章 主が消えた夜


 それからはてんやわんやの騒ぎだった。

 なんでも周年記念ということで、政府から記念品を贈られていたらしい(主は「勤続手当」と言っていた)。

 その贈呈品の1つに、一升瓶があった。

 顕現されてから今に至るまで、何種類もの酒を飲んできた次郎太刀も知らない一品だったが、味は悪くなかった。

 あっという言う間にカラになった贈呈品は隅に追いやられ、時間が経つにつれ空き瓶がそこに追加されていった。

 つまり、宴会の席では、何名かはすっかりできあがっていた。
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