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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第9章 遊廓



一方、呉服屋の若旦那は息を切らし、煉獄家へ急いでいた。

ようやく屋敷に着き、門を叩く。


『ごめんください!煉獄様!煉獄様!』


ドンドンと叩く音に驚いて、千寿郎が門を開ける。

千「いかがされましたか⁉︎」

『だ、旦那様は…。
以前ご一緒に…いらしたお嬢さんが…攫われて…』

千「泰葉さんが⁉︎
すぐに父を呼んで参ります!」


そして、千寿郎が急いで槇寿郎を呼び出し、若旦那から事情を聞いた。

生憎、杏寿郎は任務に出ていてその場にはいなかった。




槇「事情は分かった。私たちも色々とあたってみる。
急いでくれて、ありがとう。
彼女は大切な娘のようなものだ。」



若旦那は、千寿郎から茶をもらい、息を整えてから帰っていった。


槇寿郎は鴉を飛ばす。
その先は杏寿郎と、産屋敷邸へと。



杏寿郎の話では、鬼舞辻に狙われる危険も出ていると言っていた。




槇「攫われたのが夜とあれば鬼の可能性もあるな,…」

しかし、藤の香を焚くようにと手渡した。
きちんと焚いていたならば、鬼は入ってこないだろう…。

槇「そうなるとやはり人が…」

千「父上…泰葉さんは無事ですよね?」

千寿郎は今にも泣きそうである。


槇「あぁ、必ず見つけ出そう。お前も強い男だ!そんな顔をするんじゃない。」

槇寿郎は千寿郎の頭にポンっと手を乗せた。


槇「すぐに探しに行こう。」

そうして2人は泰葉を探しに出かけた。



ーーーーーー

杏寿郎も、鴉から伝達を受け取った。

杏「…!
泰葉さんが⁉︎」


杏寿郎は、柱で泰葉を守るように決めてあったので、協力を求めた。
どこにいるかは検討がつかなかったので、泰葉の特徴を伝え、任務中や警護巡回の際に注意してみてもらうようにした。



杏「泰葉さん、無事でいてくれ…。」







その知らせは、
音柱 宇髄天元
にも知らされた。




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