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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第66章 消失



祐「よーく見ててごらん。」


祐一がそういうと、別な男が襦袢姿の女性の髪を鷲掴んだ。
口の布を取り払うと、小さな小瓶を取り出し片手で器用に栓を抜いた。
そしてその小瓶を、女性の口に押しつけてクイッと傾けた。



「…ちょ、それは何⁉︎飲んじゃダメ!!」



そんな得体の知れないものなど、飲んではいけない。
そう思っても、男に吐き出さぬよう口を押さえられ、上を向かされれば、嫌でもコクンコクンと喉が嚥下する。


これから彼女の身に何が起こってしまうのか…
泰葉の顔が青ざめる。



祐「大丈夫、命を奪ったりするものじゃないさ。身体を温めてくれる薬だよ。
あと、感覚を一等敏感にさせてくれるものさ。」




すると、段々と女性の呼吸が荒くなる。
先程まで寒さにガタガタと震えていたのに、今度は「熱い」という。
目は潤み、悩ましげに眉間に皺を寄せる女性。



『はぁっ——…、はぁ…』


祐「さぁ、他の女達にも飲ませろ!そして、親分が来ないうちに皆で味見といこうじゃないか!!」

「味見…って、やめなさい!!女性達に酷いことしないで!!」





祐一の合図を待ってましたと言わんばかりに、男達は転がる女性達の口に小瓶を押し付ける。
泰葉の叫びは虚しくも、倉庫に響き渡るだけ。
そんな頼みを聞いてくれるようなお人好しは1人もいない。


徐々に女性達の荒い息遣いが増えてきた。


そして、泰葉にも魔の手が伸びる。



祐「さぁ、泰葉にはこれをあげようね。一級品なんだよ。
これを飲む前に服を脱いでしまおう。飲んだ後は脱ぐのがまぁ大変なんだ。」

「やめて!触らないで!!」


抵抗するも手足が縛られ、されるがまま。
祐一が泰葉の制服の釦をプチン、プチンと外していく。

すると、豊満な膨らみを覆った下着が現れる。



祐「…あぁ、泰葉。とっても綺麗だよ!」

「嫌だ!見ないで!!」



杏寿郎以外の男に見られたくも、触れられたくもない。
必死に身を捩らせるが、それは狂気的な祐一の興奮を煽るだけだった。


祐「袖がダメだね。後ろを解いてあげよう。」


祐一が手首の拘束を解こうとしている。




…解かれた瞬間がその時だ。







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