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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第8章 金魚



槇「君!25歳なのか⁉︎」

杏寿郎と千寿郎も驚いている。


両手で顔を隠す泰葉
「す、すみません。隠しているつもりもなかったのですが…」


大きな声で女性の年齢を叫んでしまい、焦る槇寿郎。

槇「いや、すまない…怒っているわけではないんだ。
ただ、とてもそうは見えなかったので…驚いてしまってな…」

杏「俺もずっと、少し下か、同じくらいだと思っていた!
だから、俺を青年と呼んでいたのか!よもやよもやだ!」

千「兄上よりも、お姉さんだったのですね!」




槇「それよりも…その歳とするならば、まさか旦那がいるなどと言わないよな⁉︎」

25歳は大体の女性は結婚しているだろう歳だ。

「結婚していたら、こうしてお会いする事もありません。」

槇「いや、君の様な気立ても良くて器量良しは、直ぐに嫁の貰い手が見つかりそうだが。」

杏「うむ!それは泰葉さんが断っていると話していたな!」


泰葉は、遠慮がちにこくりと頷く。
槇寿郎は「まぁ、いい。」と、深くは詮索しないでおいた。


そうこう話しているうちに呉服屋に到着した。
着くなり店の女将が顔を出した。

「あらあら、皆さまお揃いで。
坊ちゃんたちの着物はもう少しかかるのだけど…
お急ぎだったかしら⁉︎」


杏「いえ、私たちのはまた後日で大丈夫です。

今日はこちらの女性に着物を仕立てていただきたい!」


杏寿郎はずいっと泰葉を前へと出した。

「よ、よろしくお願いします。」

泰葉はペコリと頭を下げる。


そんな泰葉を見て顔を輝かせる女将。
「まぁまぁ、貴女はこの間の勇敢な女の子ね!
そう、そうなの。杏寿郎様と!
あらあら、そうなのね。」


泰葉は何のことか分からない。

煉獄家も、ポカンとしている。


「槇寿郎様、白無垢ですか?色振袖もとても似合うと思うわ〜。」


1人盛り上がる女将。
そして『白無垢』という言葉でピンときた4人。

泰葉と杏寿郎、千寿郎も顔を真っ赤にする。
槇寿郎は、ぷっと吹き出す。


「おめでたいわ〜、あなた〜!」

と、主人を呼びに行こうとする女将を慌てて止めた。



「待って待って待ってーーーー!!!!!」




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