• テキストサイズ

太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第59章 あなたは誰?



巧「炎柱がご婚約なされたと耳にしたのですが!」

槇「あ、あぁ。そうだが…落ち着きなさい。」


目を見開き、興奮気味の巧を宥める。
どうしてそんなに驚いているのか。



イ「そうそう!私もその話が聞きたかったの!!」


何故か、他の客の相手をしていたイトまで食い付いてきた。


巧「そのお相手って…」






『大宮薬局の息子さんの婚約者って本当?/ですか⁉︎』





巧とイトの声が見事に重なる。



しかし、槇寿郎と千寿郎には聞き覚えのない単語が出てきた。



『はぁ?』



今度は親子の声が重なる。


巧「自分は、炎柱と恋仲であったあの強くて可愛らしい女性だと信じていたのですが…。」

イ「なんでも、薬局の息子とは婚約破棄して杏寿郎くんと一緒になるって…」



巧の話はまだ思い当たるが、イトの言っていることはサッパリだ。


槇「待て待て。杏寿郎の婚約者は後にも先にも、桐谷くんの言っている女性だ。泰葉さんしかいない。」


千「どこのどなたですか?大宮薬局の息子さんの婚約者って⁉︎もう婚約者いるじゃないですか⁉︎」



思わず千寿郎の声も大きくなる。



イ「いや…だって…。」


イトの話によると
その噂の女性は、以前に杏寿郎を見かけた時に一目惚れをしたそうだ。
そして今日、杏寿郎に想いを伝えたところ、申し出を受け入れられた…。
だから婚約を破棄し、杏寿郎と一緒になるのだ…と、街中に言って歩いているそう…。





槇「杏寿郎は、泰葉さんと逢瀬をしているが…?」



一体全体どうなっているのか…。



巧「え…それって…」

イ「間違いなく…」





『面倒なことに…巻き込まれてる…な。』







全員の顔色が悪くなった。




/ 1005ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp