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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第52章 恋敵



正直、泰葉と浩介の親しげな様子を見て、モヤモヤしていた杏寿郎。
照れたようにこちらを見る泰葉に、安堵感を覚えた。

「あのね、こうちゃんこちら…「誰ですか?」

「⁉︎」

杏寿郎を紹介しようとする泰葉の言葉を遮り、杏寿郎に問いかける浩介。
気のせいだろうか…、睨まれているようだ。


杏「煉獄杏寿郎と申します!」

浩「…泰葉の何?」

「こ、こうちゃん⁉︎」

杏寿郎に対し厳しい口調になる浩介。
それに気づいた泰葉は、浩介の豹変ぶりに慌てる。

杏寿郎は気づいた。
彼も泰葉のことが好きなのだと。


杏「いや、泰葉さん、構わない。」

杏寿郎は慌てる泰葉を制し、改めて姿勢を正す。
杏寿郎の身長は177cmで一般男性よりも高く、筋肉質なので大きく見える。
しかし、対する浩介も杏寿郎程ではないが170cmはある。

そして、この顔立ち。女性に言い寄られることも多かろう。

そんな彼と、泰葉があれだけ親しげでは、正直気が気ではない。
ここは、一つ泰葉は自分のものだと知らせておかなければと思った。



杏「泰葉さんとはお付き合いをしています。
そして、今回は結婚のお許しをいただきに来ました。」

浩「…結婚…」

浩介の眉が動く。

…やはり、杏寿郎の読みは当たっているようだ。

浩「…で?無事に許しを貰ったわけ?」

杏「はい!智幸殿と3本勝負をし、それに勝ち、無事にお許しをいただいた!
なので、次期に夫婦となります。」

浩「…おじさんに、勝っただと⁉︎」


なんだか、浩介と杏寿郎の様子がおかしい。
そう思ってヒヤヒヤする泰葉。
お爺さんはニコニコと2人を見ている。


『浩介にも良い機会じゃ』
そう言いながら。




『泰葉ちゃん、少し2人にしてやろう。
こっちにおいで。』

泰葉はお爺さんに言われ、2人が気になったがついて行く事にした。



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