• テキストサイズ

太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第51章 誓い



両者とも一度退き、距離をとった。


「ねぇ、お父さんって居合だけなの?」

泰葉は花枝に聞く。
どうもそれだけでは無い気がして。


花「お父さんはね、一応剣技もそこそこなのよ。
今宮家は代々西ノ宮の護衛…みたいな家系だったからね。
あ、立場が下とかじゃ無いのよ。
共に仲の良い一族だったから、生まれながらの力を持つ西ノ宮家を守ってきたの。」

花「…でも、3ヶ月だけ呼吸の習得をしようとしたみたい。
えっと、雷…の呼吸?だったかな?」


「えぇ⁉︎」


智幸にそんな経歴があるなんて思わなかった。
3ヶ月では、流石に習得できていないだろうが、それならばあの剣技も頷ける。
一般人で杏寿郎に食いついていける者など見たことがない。



確かに無惨と戦っている時の善逸の動きは、居合の動きによく似ている部分があった。
なので、居合の経験者である智幸が雷の呼吸を習得していても納得だ。


智「いくぞ!」
杏「はい!」


大きな掛け声をかけ、智幸は抜刀する形を取る。
言われてみればそれは霹靂一閃と同じ型だった。


グッと足に力を込めて踏み込み一気に斬りかかる。
杏寿郎はそれを瞬時に不知火の型で迎え打つ。



ガンッ!!!!



大きな音が響き、動きの止まる両者。

すると、2人の木刀は真ん中からぽっきりと折れていた。




槇「…引き分け。」



まさかの3本目に突入。




/ 1005ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp