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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第44章 命あってこそ



泰葉は建物の影に運ばれた。
身体中が痛い…特に背中。
痛みと、出血で意識が朦朧としてくる。


無「…泰葉、しっかり!!今煉獄さん呼んでくるから!!」

無一郎は玄弥に泰葉を頼み、戦場に駆け出した。



ーーーーーーーー


——炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり!!——


ゴォッと音を立てて、無惨からの攻撃を躱す。

無「煉獄さん!!」
杏「時透!無事だったか!!」
無「はい、それより泰葉が重症です。
あの建物の影に玄弥といるので、お願いします!」
杏「…!!分かった!すぐ行こう!!奴の攻撃を受けると血が混ざっているため毒となる!
気をつけろ!!」

無「わかりました!」

杏寿郎は少しずつ無惨と距離を取り、泰葉の元へと近づいていった。



辺りの様子を見ながら、すっと建物の影に入り泰葉の元へと駆けつける。


杏「泰葉!泰葉!!」
玄「怪我がひどいんです。治してやってください!
俺も加勢しに行きます!」

杏「奴の攻撃は毒となる。気をつけろ!不死川弟!死ぬな!」


玄弥はコクリと頷き戦場に向かった。


「はぁ…杏…寿郎…さん」

ボロボロになった泰葉をみて杏寿郎は胸を痛める。
すぐにでも治さねばと、杏寿郎は泰葉に口付けた。
舌をねじ込み唾液を流し込む。


「んん…んぅ…」

苦しそうに眉間に皺を寄せる泰葉。
傷も少しずつ塞がり、背中の怪我も良くなってきている。
杏寿郎は泰葉を抱きしめた。


杏「共に生きよう…生き延びて明日をみよう…!!」


傷は治ったが、まだ目は開かない。
杏寿郎は羽織を頭の下に敷き、泰葉を寝かせた。


そして立ち上がり、無惨討伐へと向かう。





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