第43章 仇と執念
炭「終わった…。勝った…。」
ガクッと膝をつき、へたり込む炭治郎。
杏「あぁ、もう今世では猗窩座には会いたくないな!」
義「煉獄、お前はあいつと1人でやり合ったのか…。」
杏「うむ!だがあの強さだ!泰葉さんがいなければ俺は死んでいたからな!」
義勇はぐらっと眩暈を起こし、刀を床に突き刺し膝をつく。
杏寿郎もその場に大の字に寝転がった。
泰葉の飴のおかげで怪我は大したことないが、
さすがに全力で戦わないと対峙できなかった。
そのため精神的体力には限界が来る。
杏「竈門少年、あの飴を舐めなさい。泰葉さんの血でできている。君の怪我も治してくれるから…」
炭「はい…。」
コロンと炭治郎の口の中で飴が転がると、3人は同時に目を閉じて開かなくなった。
カァー!!
杏寿郎、義勇、炭治郎!!
上弦ノ参、撃破!!!
疲労困憊ニヨリ、失神!!!