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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第41章 開戦



〜杏寿郎視点〜

隊士達の様子を見回り、父の部屋へと向かった。

「父上、よろしいでしょうか?」

槇「入りなさい」


俺はどうしても今夜、胸騒ぎがしてならなかった。
それは父も同じだったのか。
もう夜だというのに袴姿だった。

「…父上も感じますか。」

槇「あぁ。この勘だけは外れて欲しいものだな。」


ふと笑ったその時。



ぞわっと覚えのある感覚が襲う。

…鬼!!


「…泰葉!!」


俺は急いで離れへと向かった。
父も後からついてきている。

頼む、何事もないでくれ!!!



そう思いながら庭から襖を開けて部屋に入る。




バンッ



「泰葉!!!!」



そこには誰もおらず





金色を泳ぐ金魚の髪飾りがカチャンと落ちた…






泰葉のいた部屋からは藤の香が香っている。
それなのに何故…?
どうやって入ったというのか。
血が落ちていないところを見ると生きたまま姿を消した。
そして泰葉を攫った意味とは…?




一瞬の内にぐるぐると沢山のことが頭を回る。



「杏寿郎!!!」



父の声で我に帰る。



「俺はすぐにお館様の元へと向かいます!
他の隊士にも伝えてください!
柱には要が行きます!」


後のことは父に任せ、俺は急いでお館様の元へと急いだ。






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