第37章 合同強化訓練
甘露寺邸に着くと、炭治郎はスンスンと鼻を鳴らす。
炭「この匂いは…」
蜜「泰葉ちゃん!炭治郎くん!おいでませ我が家へ!!」
「蜜璃ちゃん、久しぶり!」
炭「ご無沙汰してます!お元気そうで何より!!」
蜜「炭治郎くんと泰葉ちゃんも!
泰葉ちゃん、隊服着てるのね!!かわいいわぁ〜!」
挨拶もほどほどに、道場へと進む。
炭「養蜂されているんですか?蜂蜜のいい匂いがします。」
炭治郎の嗅覚は本当にすごい。
入った瞬間分かったのだ。
すると、蜜璃が嬉しそうに頬に手を当てる。
蜜「きゃー、分かっちゃった?巣蜜をね、パンに乗せて食べると超絶美味しいのよ〜!
3時には紅茶も入れて、バターもたっぷり塗ったパンケーキ作るからお楽しみに!」
炭(バター?パンケーキ?)
炭治郎には初めての言葉だったので、頭には?が浮かんだ。
泰葉はおやつまであって、本当に稽古なのだろうかとおもった。
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「み、蜜璃ちゃん…私もこの格好するの?」
蜜「泰葉ちゃん、似合うと思うわ!
じゃ、着替えが終わったら教えてねー!」
泰葉が手にしているのは、蜜璃の稽古の際に着る衣装。
レオタードというものだ。
これは、動きやすいのだが、体にピタっとしていてとても恥ずかしい。
ってか、これを男性諸君も着ているの⁉︎
着替え終わった泰葉は、蜜璃を呼ぶ。
「蜜璃ちゃーん、おわったよー!」
蜜「はーい!きゃー!似合っているわ!」
きゃっきゃっして蜜璃が喜んでいる。
反面、泰葉は困惑だ。
こんな姿で男性陣の前に出るなんて…。
そろそろと道場に入ると、炭治郎以外はもじもじと恥ずかしそうだ。
そして、やはり男性隊士達の視線は泰葉に釘付けだ。
流石の炭治郎もこれには驚く。
炭「泰葉さん!そんな格好してはだめだ!」
「だ、だって!蜜璃ちゃんがこれって!」
仕方なく、稽古が始まる。
蜜璃の稽古では音楽に合わせて踊ったり、柔軟が中心だった。