第37章 合同強化訓練
『では、お世話になりました!』
天「おう!時透によろしくな!」
3人の嫁『また遊びに来てねー』
泰葉と炭治郎は天元達に見送られ、時透邸へと足を進めた。
炭「でも、さっきの泰葉さん、すごかったなー。」
感心したように少し上を見ながら炭治郎はつぶやく。
「ふふ、ありがとう。でもね、宇髄様も私も本気では無かったのよ。」
炭「え、えぇ!!!」
ーーーーーーーーーーーー
時透邸。
『よろしくお願いします!』
無「わぁ!泰葉も隊服着るようになったんだね!よろしくね!」
にこやかに始まった無一郎の稽古。
それなのに、周りの隊士は目が死んでいる…。
「?」
泰葉は首を傾げた。
無一郎の高速移動の稽古は、まず基礎的な素振りを行ってから打ち込み台が壊れるまで打ち込む。
炭治郎はこれをこなしていく。
しかし、泰葉は刀を使わないため、無一郎をひたすら追いかける。
言わば鬼ごっこ。
無「いいね!もう少し移動の踏み込みを軽くすると、楽に走れるよ!そして、いざという時にグッと踏み込む!」
泰葉は無一郎からの助言を素直に活かしていく。すると、確かに今までより楽に走れた。
無一郎を捕まえるまでを5本行い、泰葉の訓練は終了となった。
無「泰葉があんなに早く移動できるなんて知らなかったよ。
戦っているところも結局見れてないしなー…。」
無一郎は刀鍛冶の里でのことを思い出す。
「そういえば、里で昔の記憶を取り戻したのよね?」
無「うん。そうか、まだ話していなかったね。」