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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第36章 繋ぐべきもの ❇︎



杏寿郎と身体を重ねてから合同強化訓練になるまで、杏寿郎と泰葉は毎晩求め合った。
恥じらいは抜けないが、初日に比べれば快感を覚えられるようになった。
そして、何となくそんな気はしていたが………
杏寿郎は体力おばけだ。
初日は一度で堪忍してくれていたが、日に日に回数が増えていく。
1日1回ずつ増えていくペース。このままでは一週間経つ頃にはどうなってしまうのだろうか…?
他を知らないのでなんとも言えないが、20歳の男性はこんななのだろうか…。


そんな事を考えていたら、杏寿郎に「集中」と唇を奪われてしまった。
もう泰葉は何度果てたか分からない。身体中熱が籠り、浅い息をして杏寿郎を受け入れ、快感に抗うので精一杯だった。


杏「泰葉さん、大丈夫か?
すまない、君があまりにも可愛く良すぎて歯止めが効かなくてな…。不甲斐ない。」

はふはふと浅く息をする泰葉の汗で引っ付いた前髪を撫でる。情事の際、杏寿郎は髪を一つに纏めている。下を向いた時に下がってくるのが邪魔なようだ。
その纏めていた髪紐を解き、ぱさぱさと頭を左右に振った。
杏寿郎のお日様のような香りが降って来る。
その時に泰葉の胸がキュンとなるのを感じた。


「明日から…ね。」

今まで離れたところに暮らしていたというのに、不思議と離れるのがとても寂しく感じる。

杏「あぁ。しかし、泰葉さんは刀を使わない。
おそらく、体力と俊敏さを鍛えるようになるだろうな。」

「頑張らなくちゃ!」
杏「あぁ!そして早く戻ってきてくれ。」

杏寿郎は泰葉の瞼に口付けを落とす。
そして、何かを思い出したように杏寿郎は寝巻きを羽織り、立ち上がった。泰葉は布団をたぐり寄せ、自分の身体を隠すように掛けた。

杏「泰葉さん、勝手な事をした事を先に謝る。」

そう言う杏寿郎に首を傾げる。

杏「先日、君の胸について話しただろう?その…俺が言うのもおかしいとは思うのだが、サラシをあんなにキツく巻いていては血流が悪く、身体の動きにも支障が出る。
だから、胡蝶と甘露寺に相談したら、今日の巡回中にこのようなものを渡された。なんでも、胸を支えてくれるらしい。
これの方が辛くないのではないか?」

「え…杏寿郎さん、しのぶさんと蜜璃ちゃんに…?」





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