• テキストサイズ

太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第4章 柱合会議



耀「西ノ宮を彼女は名乗り、その戦闘能力からして、間違いなく一族の生き残りだろう。

むしろ、その名を名乗っているのは、鬼舞辻に東條の名を知られているからだろうね。」

なるほど。
杏寿郎は頷いた。


しかし、杏寿郎の戦闘に加勢してしまった事により、顔などは知られてしまった。

鬼舞辻に狙われる可能性も出てきた。


耀「杏寿郎、この話は柱達には詳しく伝えようと思う。
これは、一般人である彼女の身を守る為、
鬼舞辻に力を与えない為にも。」


杏「御意」



耀「それと、私は彼女がもつ治癒能力については分からない。
君の父に聞いたらどうかな?
槇寿郎は直接話を聞いている。
もしかしたら、何かを知っているかも知れないよ。」

耀哉は柔らかく微笑んだ。



ーーーーーーーーーーー


その後の柱合会議では、
十二鬼月の能力についての報告
鬼の傾向
隊士の能力向上について


そして泰葉について話し合われた。


柱達は一族の話を聞いて、驚きを隠せなかった。


唯一、粗方の話を知っていた
しのぶだけが、
なるほど…と納得した様子。


そして、一般人として生活をしている泰葉を
柱達で守っていく事になった。


まずは泰葉を耀哉、杏寿郎と面会させる。

そこで記憶が戻るか、戻らないかで対応を考えようということとなり、話は終わった。




耀哉は退室する前に、杏寿郎の前で立ち止まる。

耀「…杏寿郎は彼女に会うか、悩んでいるのかい?」

杏「はい。」


杏寿郎は泰葉の記憶に対して、思っていることを打ち明けた。

耀「杏寿郎は優しい子だね。
でも、それは心配いらないよ。

消したい記憶は何かしら、誰にでもある。
しかし、それを選ぶのは彼女自身だ。
杏寿郎の事を見て思い出したのなら、それはそれで彼女の選択した運命。
彼女が会いたいと思っているなら、会ってあげていいと思うよ。」

人はいつでも、選択しながら生きているんだ…。





/ 1005ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp