第4章 柱合会議
柱達は軽く別れの挨拶をすると、それぞれ屋敷や任務へと散っていった。
杏寿郎も久しぶりに帰宅しようとした時、しのぶが話しかけた。
し「煉獄さん、泰葉さんの治癒力について…」
杏「む?…残念ながら、その部分についてはお館様にも分からないようだ。
しかし、お館様の話によると…
どうやら父が知っているらしい。」
しのぶは目を丸くする。
杏「今日にでも、聞いてみる事にしよう!
…ただ、話してくれれば…だがな。」
杏寿郎は眉を下げて、軽く笑った。
笑ってはいるが、しのぶはこの家族を誰か救ってくれないものか…と、胸を痛めた。
し「そうですか。
それでは、何か分かったら是非教えてくださいね。」
そう言って、しのぶは蝶屋敷へと戻った。
杏寿郎も気を取り直して、帰路についた。