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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第32章 報告と離れ



槇寿郎は部屋の前に泰葉がいるとは思わず、少し驚いた。

「ふふ、やっぱり出てきてくれましたね。
槇寿郎様は強い御方です。」

槇「泰葉さんには…頭が上がらんな…」

泰葉は槇寿郎の背中を押して、居間へと向かわせた。

「大丈夫、皆さんお待ちですよ。」



そうして居間の襖を開ける。
柱達は槇寿郎の姿を見て、動きが止まった。

槇「…その…皆には、申し訳なく思っている。
すまなかった…。」

槇寿郎は頭を下げた。

泰葉は背中に手を添えたまま、眉を下げながら微笑んだ。


「槇寿郎様、お顔を上げてください。」


槇寿郎が顔を上げると、にこやかな柱達がいた。

天「そんな辛気臭い顔しなさんな!今はもう息子孝行してるみてぇだしな!」

実「あぁ、うまい料理も味がしなくなっちまう。
親父さん、後悔してるなら煉獄を応援してやってくれェ。」

行「あぁ…また手合わせでも願いたいものだ。」


杏「さぁ!父上!!料理が冷めてしまいます!一緒に食べましょう!」

槇「あぁ。」



改めて、食事会が始まり皆で泰葉と千寿郎の料理に舌鼓を打った。


実「あー、食った食ったァ。」
天「美味かった!ご馳走さん!!」
蜜「煉獄さん、いつもこんなに美味しいご飯食べてるなんて羨ましいわぁ!!」


それぞれ満腹になった様子で、お腹をさすったりお茶を飲んだりしている。


天「いやぁ、親父さん良かったなぁ。可愛い娘ができて。」
槇「まだそこまでの話にはなっていないが、
まぁ…そうだなぁ。娘も同然だ。」

実「あーぁ。羨ましいこったァ。」

千「僕も嬉しいです!これから沢山一緒にいられるなんて!」


そんな風に喜ぶ千寿郎を天元がちょいちょいと手招きする。
千寿郎は天元と槇寿郎の間に座った。




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