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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第32章 報告と離れ



煉獄家の離れ

天「いやー、無事に泰葉の心を射止めたとはねー…。」

ニヤニヤしながら、天元は担いできた箪笥を下ろす。

杏「あぁ!あの緊張感は初めてだったな!しばらく眠れなかった!」

天「しかも、こんな離れを用意してもらっちゃって。
こんな離れてたらどんだけ騒いでも聞こえねぇだろう。
…やりたい放題だな。」

杏「やりた…!」

クックックッと笑う天元。

実「宇髄、お前そんなことばっかり考えてんじゃねェ。」

天「ヤダァ、俺そんなヤラシイ意味で言ってないのに。
なぁ、煉獄ぅ?」

正直、杏寿郎は考えてしまった。
確かに道場を挟んでいるので、声も物音も母屋には聞こえない。

本当に…やりたい放題…!!


小「おい!煉獄!!戻ってこい!
鼻血!鼻血が!!!」

天「ぶはっ!お前、マジかよ!!ヤラシイ事考えて鼻血出すやつ初めて見たわ!!」
実「マジか!ふざけんなよ!!」
義「ほら、ちり紙…」
無「ねぇ、煉獄さん。何を想像したんですか?ねぇ?」
行「あぁ、哀れな…」



しばらく、杏寿郎は待機命令が下された。






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元々の荷物があまり多くなかったため、なんと3時間もかからず、荷物を運び終えた。
泰葉は、改めて柱の凄さを思い知る。

「わぁ…ありがとうございます。」

ポカンと口を開けたままの泰葉。
そこにポイと、しのぶが金平糖を放り込んだ。

し「疲れた時には甘いものと言いますしね。」

こんな時に金平糖が出てくるとは…女子力が高い。
そんなしのぶに感心していると、本当に糖が回ってきたのか何となく元気が出た気がする。

後の微調整などは、後々やるとして柱達の仕事はここまでだ。

「本当にありがとうございました。」
深々と頭を下げる泰葉。

杏「こんなに早く終わるとは思わなかった!
感謝の気持ちとして、少し休んで夕飯を食べていってくれ!
な!千寿郎!!」

千「はい!皆さん食べていってください!」

「えっ、じゃぁ私も作るわ!!」


そう言って、急遽食事会が始まることとなった。






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