第4章 柱合会議
んー…と考え込む3人。
すると意外にも伊之助が
「ギョロギョロ目ん玉はこの間、飯にさつまいもが出た時、すげぇ喜んでたぞ!」
泰葉はギョロギョロ目ん玉…?と思ったが、何も言わなかった。
「さつまいもか!何が良いだろう…日持ちする芋けんぴとかかな?」
そして、沢山のお土産を買い揃えた。
3人は両手に荷物を抱えている。
「ふう!少年達、どうもありがとう!
お昼を食べて帰りましょう!」
4人は定食屋さんに入りそれぞれ好きなものを食べた。
伊之助は天麩羅定食を3人前も食べたのには驚いた。
もちろん、お昼も泰葉がご馳走し、家へと向かう。
炭「泰葉さん!護衛で来てるのに、ご馳走になってしまって…申し訳ないのですが!」
「いいのいいの!
少年達よりずっと年上なんだから!お姉さんの顔を立ててよ!」
3人の頭には?が浮かんでいた。
伊「お前、数も数えられなくなったか?」
善「伊之助、言い方ってもんがあるだろ。
でも、ずっと年上って…そんなこと無いでしょうよ。」
「少年達、いくつ?」
炭「俺と伊之助は15です。善逸は16歳。」
ほら、やっぱり
「私25歳よ。10も離れているじゃないの。」
「「「えぇーーーーー!!!」」」
3人の声が木霊した。
なんと、3人は泰葉が10代だと思っていたらしい。
「あはは、そんなこと言ってかわいいなぁ。
そんなに煽てても何も出てこないよ?」
炭「いえ、たしかに大人の女性の綺麗な所もありますが、可愛らしいところも多かったので…」
善「そうですよぉ〜。もうこんな大人の女性なんて素敵ぃ!」
伊「俺に足らねぇのは歳なのか…」
なんだか、曇りなき眼で言われると
だんだん恥ずかしくなってきた。
そう話しているうちに、泰葉の家に着いた。
泰葉はお茶でも…と思ったが、
もう走って帰らないと日が暮れてしまうというので、玄関先で別れることになった。
「遅くまでありがとう。気をつけて帰ってね。皆さんによろしく。」
3人は、はい!と、元気に駆け出した。お土産を抱えて。
あ、と泰葉は叫ぶ。
「…派手な青年にも会ったらよろしくー!」
3人は手を振りながら、派手な青年?と首を傾げた。
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