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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第31章 緊急柱合会議



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炭「そうなんですね。刀鍛冶の里…もう拠点を移して…。」

後「空里っていうのをいくつか作ってんのよ。何かあったらすぐ移れるように。」

炭治郎が話しているのは隠の後藤さん。
何かと炭治郎と関わりが多い為、気にかけてくれている。


後「つーか、お前また7日も眠ってたのにそんな食って大丈夫?」

炭治郎はお握りを頬張っていた。今3個目。

炭「はい!煉獄さんも、甘露寺さんもいっぱい食べるって言ってたんで!!」


後「…あの人たちは別じゃね?」
「それより凄いよなぁ。炎さん、恋さん、霞さん。3人揃って2日眠ってその後3日でほぼ全快だったって?」

炭「はい!泰葉さんも4日目で全快だって!尊敬します!!」


後藤はそんな炭治郎を見て

(お前もだんだん近づいてんだよ…
しかも泰葉さんも⁉︎何者なんだよ…泰葉さん。)


と、冷や汗をかいた。


後「まぁ、みんな生きてて良かったな。」
「あ!これ一番聞きたかったんだわ!妹がえらいことになってるらしいけど大丈夫なのか⁉︎」

窓の外を指差し、目を見開く後藤。
鬼となっている禰󠄀豆子が外に出れるなど、前代未聞である。

炭「あっ!はい!太陽の下をトコトコ歩いてますね。」

後「どうなってんだよ…。今後どうなるんだよ。」





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鬼の始祖。
鬼舞辻無惨を鬼にしたのは、平安時代の善良な医者である。
二十歳になる前に死ぬと言われていた無惨を、少しでも生き永らえるよう苦心していたにも拘らず、病状が悪化していくことに腹を立てた無惨に殺害された。

けれども、その医者の薬が効いていたというのが分かったのは、その医者を殺して間も無くのことだった。

無惨は強靭な肉体を手に入れたかと思えたが、日の光の下を歩けない。
"青い彼岸花“という薬の作り方は分からなかった。
その薬には実際に青色の彼岸花が使われているようだったが、それがどこに生息しているのか、栽培できるのか。

知っていたのは、殺した医者のみ。
日本中どこを探しても見つからない。

無惨は完全な不死身となる為、青い彼岸花と太陽を克服できる体質の者を探すことの2つを最優先としてきた。


禰󠄀豆子が太陽やわ克服した今、禰󠄀豆子を巡ってこれまで以上に、苛烈で大きな戦いが始まるだろう。




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