第25章 温泉
翌日。
炭治郎は蝶屋敷の前にいた。
隊服にいつもの市松模様の羽織を纏い、禰󠄀豆子の入った木箱を背負っている。
少しすると、女性隠が現れて炭治郎と挨拶を交わす。
炭治郎は鼻が良く利くため、目隠しと耳栓に加えて、鼻栓もして移動する。
炭治郎は丁寧に一人一人へ挨拶と、礼を欠かさず、隠達はホワホワしていた。
男性隊士でここまで言ってくれるのは、なかなかいないだろう。
無事に刀鍛冶までの里までやってきた炭治郎。
「ありがとうございました!!!」
炭治郎の感謝の声が響き渡った。
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炭治郎が着く1時間ほど前。
泰葉と蜜璃はまた違う温泉を堪能していた。
刀鍛冶里にはいくつか温泉をが存在しており、毎日違う温泉を楽しめていた。
2人で温泉に入っていたが、今回の温泉は少し温度が高めのようだ。
泰葉は、のぼせると思い岩に腰掛けて涼んでいた。
その姿を蜜璃がじーっと見てくる。
「蜜璃ちゃん?どうしたの?」
蜜「私ね、ずっと思ったたんだけど…」
蜜璃がジャバジャバとお湯の中を歩いてくる。
泰葉の目の前に来ると、蜜璃の裸体が視界いっぱいになった。
「ど、どうしたの⁉︎蜜璃ちゃん、同性でもちょっと恥ずかしいわ…!」
泰葉が顔を赤くしていると、蜜璃の手が泰葉の方に伸びる。
そして…
ムニっ
蜜璃の手が泰葉の胸を両脇から包み込んでいる。
「へ⁉︎」
ムニムニ…
蜜璃の手は泰葉の胸を寄せたり離したりを繰り返す。
その表情はいたってまじめだ。
「みみみみ蜜璃ちゃん⁉︎
何⁉︎急にどうしたの⁉︎」
蜜「宇髄さん家で一緒に入った時から、ずっと思ってたんだけど、泰葉ちゃんのお胸って、大きさは私と同じくらいなんだけど、形もいいし、張りもあるし、何よりも柔らかいのよね…!!
ずーっと触りたかったの!!!」
そういう蜜璃だって大きさもあるのはもちろん、形もよく若さながらの張りがある。
「…失礼します。」
触ってみると、柔らかいは柔らかいが、やはりここにもある程度の筋肉があるのだろう。柔らかさは確かに泰葉の方が柔らかい。
女子2人が互いの胸を触り合うという不思議な状況。
すると、「ありがとうございました!!!」と元気な声が響いた。