第25章 温泉
泰葉達が刀鍛冶の里に行ってから2日後。
蝶屋敷では伊之助は任務に復帰し、炭治郎も機能回復訓練を受けていた。
そして、刀の件で3人娘に聞くと、鋼鐡塚からの手紙を渡された。
しかし、その内容は恨みつらみが書かれている。
炭「これは…まずいなぁ…」
な「里に行ってみてはいかがですか?」
炭「里って…?」
す「刀鍛冶の里です!」
炭「確か、泰葉さんもそこに行くって言ってたな…行っていいの?」
き「では、しのぶ様に頼んで聞いていただきましょう。」
3人娘はしのぶのところへと向かっていった。
そして、入れ違うように杏寿郎がやってきた。
杏「竈門少年!どうだ?体力は戻ったか?」
炭「煉獄さん!完全ではまだ無いですが、ぼちぼち戻りました!」
杏「うむ!感心感心!」
ですが…と、炭治郎は困った顔をした。
炭「俺の刀を打ってくれている、鋼鐡塚さんがお怒りで…
2ヶ月経ったのですが…まだ刀が来ないんです。
だから、刀鍛冶の里に行けるか、今聞いてもらっていて。」
杏「何!君も刀鍛冶の里に⁈」
明らかに羨ましがっている杏寿郎。
炭治郎はその理由は泰葉が行っているからだろうとすぐに分かった。
匂いがそう言っている。
炭「まだ分からないですが…
もし、泰葉さんに伝えておくことがあったら伝えますよ。」
杏寿郎は、うーんうーん…と、しばらく考えていたが、眉を下げた。
杏「気をつけて無事に帰ってくるようにだけ、伝えてくれ。」
その時、ドタドタと3人娘が戻ってきた。
3人娘『炭治郎さん!明日から行けるそうですよ!』
炭「え!明日⁉︎わ、わかった!ありがとう!」
杏「はっはっはっ!良かったな少年!気をつけて行くように!」
炭「はい、泰葉さんにも伝えておきますね!」
杏「うむ!よろしく頼む!
…さて、少女達。胡蝶は今、手は空いていたか?用があるのだが。」
3人娘『炎柱様!今胡蝶様は休憩していますので、奥の部屋にいらっしゃいます。』
な「ご案内します。こちらへどうぞ!」
なほが案内を買って出てくれたので、杏寿郎はそれについて行くことにした。
杏「ありがとう!では、竈門少年!またな!」
炭「はい!」