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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第25章 温泉



蜜「泰葉ちゃんは、こんな色になっておかしいと思わないの?」

キョトンとする泰葉。

「桜餅をそれだけ食べたら髪色が変わるっていうのは、確かにそんな事あるんだなーって思うけど、おかしいとは思わないよ。それを言ったら、柱の皆さんの髪色ってみんな個性的じゃない?
無一郎くんや、しのぶさんも毛先が少し色づいてるし、
不死川様も、宇髄様も、煉獄様だってそうでしょう?
皆似合っていて素敵だと思うわ。」

蜜「泰葉ちゃん…
本当にいい人ね!私が男なら間違いなく泰葉ちゃんに恋してたわ!」

「ふふ、嬉しい。でも、私は女の子同士でこうやってお友達になれた方が嬉しいかな。異性だと、ずっと一緒って訳にも行かないでしょう?」

蜜「そ、そうね!やーん、キュンとしちゃう!」





それから2人は温泉に浸かり、ポカポカに温まった。


無一郎は先に戻っていたようなので、泰葉達も部屋へと戻る。
その頃を見計らったのか、ひょっとこの男性が夕食の用意ができていると教えてくれた。



蜜「今日のご飯はなっにかな〜。」

蜜璃は鼻歌を歌いながらルンルンで歩く。
可愛い。
こんな女子になりたかったもんだ…。


お膳が並べられた部屋へと通された。
大きなお櫃が置いてあり、何人前なのかと思う量の白米が入っている。
刀鍛冶の里では、蜜璃と杏寿郎はたくさん食べるのを知っているため、このように大量に用意してくれているのだ。

今日の献立は牛肉の時雨煮、カボチャの煮付け、白菜のお新香、海藻の酢の物、白米に味噌汁だった。
どれも美味しそうである。


『いただきます!』

2人で手を合わせ、食べ始める。
見た目通り、どれも本当に美味しかった。
牛肉の時雨煮など、ちょうど良い味付け。
今度自分でも作ってみよう。
もし、上手くできるようだったら、煉獄家にも作ってあげよう。




そんな事を考えながら隣を見ると、いつのまにか沢山の器が積み重なっていた。
あの細い体のどこにこれだけの食べ物が入って行くのか、不思議でならなかった。



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