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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第19章 行き違い



しかし…

「もしかして…私も?」


蜜璃はうんうんと頷く。

蜜「もちろん!」



私…イタくない?

泰葉は少々戸惑ったものの、興味はあった。
恐る恐るつけてみる。

紺色のワンピースに白いエプロンはよく映えていた。


蜜「やーん!かわいい!
お人形みたい!飾っておきたいくらいよ!」

蜜璃は大興奮だ。
そう言う蜜璃も、とてもよく似合っている。
2人でキャァキャァ言いながら褒めあった後、ようやくお菓子作りがスタートした。





蜜「まずは、くっきーから作りましょ!」

蜜璃は西洋のお菓子に詳しかった。
クッキーから始まり、パンケーキ、ワッフルにスイートポテト。


蜜「パンケーキとワッフルには蜂蜜をかけて食べると美味しいのよ。」

そう言われて気が付いた。

「でも、蜂蜜を買ってこなかったわ…」


すると、蜜璃はウインクをした。


蜜「私の家にたくさんあるから大丈夫!

私の家で養蜂をしているのよ。」



なんと。
養蜂までやっていようとは…。



泰葉が目を丸くしていると、クッキーの生地が出来上がった。


蜜「この生地は少し寝かさないといけないから、他のを作りましょう!」


「次は何を作る?」


蜜「そうねぇ。パンケーキは出来立てが美味しいから、スイートポテトを作りましょっか!」

スイートポテトは、馴染みがない、
さつまいもを柔らかくして牛乳と、バター、砂糖などと混ぜ合わせて焼くそうだ。


「スイートポテトは、食べたことがないなぁ。」


そう言うと蜜璃はハッと思い出した。


蜜「そうそう!食べたことがないといえば!
さつまいものきんぴらって知ってる?
先日ね…」




ーーーーーーーー


その頃、杏寿郎は蝶屋敷に来ていた。

…来たはいいが。
何も用事がない。

泰葉に会いに来たのだが、会いに来ただけとなると、引かれるのではないか?


そう思って、入ることができないでいた。



ア「…しのぶ様…、あの…炎柱様はあそこで何を…。」


そう言われて、しのぶは入口を見る。
右往左往している杏寿郎の姿に察しがつき、
全く…と、向かっていった。



し「泰葉さんなら今日はお休みです。
慣れない環境で頑張ってくれていたので、甘露寺さんの所で息抜きをしていると思いますよ。」




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